ジュビロ磐田MF中村俊輔(39)が、公式戦で約1カ月半ぶりに先発復帰することが確実になった。今日2日に行われるガンバ大阪とのルヴァン杯プレーオフ(PO)第1戦に備え、1日は磐田市内で調整。4月下旬に左ふくらはぎ肉離れのケガを負った中村はフルメニューを消化し、居残りでFK練習を行った。精度の高いキックを何度も披露し、最後はPKのキックも確認。充実した表情で練習を切り上げると「次につながる試合をしたい」と言った。

 POは、ホーム&アウェーで行われる。9日のホーム戦を優位に進めるためにも、アウェーでの結果が重要になる。今季、G大阪には4月のリーグ戦で0-2。敗れはしたものの、多くの決定機を作っていただけに、中村は「守備的になる必要はない」と強調した。

 中村については、名波浩監督(45)も「時間限定」での出場を示唆している。ベスト8進出を懸けたPOは、2試合180分間で勝負が決する短期決戦。「最初の10分間が大事」と話す司令塔は、試合開始から勝利のために全力を尽くす。【神谷亮磨】