J2アルビレックス新潟は今日7日の第22節、松本山雅FCとアウェーの長野・松本平広域公園総合球技場で対戦する。左大腿(だいたい)部負傷で戦列を離れていたMF小川佳純(33)の5試合ぶりの出場、8試合ぶりのスタメンが濃厚だ。

 満を持して小川がピッチに戻る。「状態は90%くらい。試合に出て仕上げるところもある」。堅守の松本に対して「サイドからチャンスをつくるのが理想」と言う。「うちはボールを持っている時間帯が少ない。自分たちでボールを動かさないと」と2列目の位置から試合をコントロールするイメージを持つ。

 左大腿部の故障に苦しめられた。第14節千葉戦後に2試合欠場し、第18節東京V戦で途中出場した。だが、その後、再び別メニューに。「これだけケガが続くのは初めて」ともどかしさが募った。

 その間、チームの様子をじっくり観察した。今週、練習に復帰すると「ミスに対しては厳しく言う」。試合形式の練習などでミスしたチームメートを容赦なく叱咤(しった)した。それもチームを奮起させるため。「離脱している間は、チームに対して申し訳ない気持ちだった」。戦線復帰する今、思いを試合に反映させる決意を見せた。