Jリーグの実行委員会が24日、都内のJFAハウスで行われ、外国人枠の撤廃について議論され、早ければ来季から導入する可能性が出てきた。

 神戸MFイニエスタ、鳥栖FWフェルナンドトーレスのJデビューの話題では「(Jリーグ発足から)25年ぶりにカメラの長い列を見た」との声も挙がった。

 現在、J1、J2、J3の外国籍選手枠は以下の通り(Jリーグ規約・規程集より抜粋)。

 (1)試合にエントリーすることができる外国籍選手は、1チーム3名以内とする。ただし、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手については、1名に限り追加でエントリーすることができる。

 (2)登録することができる外国籍選手は、1チーム5名以内とする。

 (3)Jリーグが別途「Jリーグ提携国」として定める国の国籍を有する選手は、前2項との関係においては、外国籍選手ではないものとみなす。

 つまり(3)は実質的に日本人選手と同じ扱いとなり登録、エントリーに制限はない。この提携国枠に該当するのはタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールの8カ国。

 現行の外国人枠の撤廃でリーグのレベルアップを推す意見が出た。

 また、地元選手の登録を義務づける「ホームグロウン制度」についても意見交換した。

 リーグと電通との契約が4年延長されたことも報告された。