スペイン代表MFイニエスタ(34)が初先発したヴィッセル神戸が、後半21分のFW増山朝陽(21)のゴールを守りきり、2試合ぶりの勝利を手にした。

 イニエスタはMF松下佳貴(24)と交代する後半37分までプレー。得点やアシストこそなかったものの、柔らかいボールタッチや、スルーパスなどで、集まった2万2879人の観衆を沸かせた。

 前日には負傷離脱中のFWポドルスキ(33)がドイツから再来日し、この日はスタジアムにも姿をみせた。試合前にはスタジアム外の芝生広場に設けた自身のファッションブランド「STRASSENKICKER(シュトラーセンキッカー)」の売店にもサプライズで姿をみせ、約15分間の即席サイン会を開催。その姿に気づいたファンらがすぐに集まり、現場はパニック寸前となったが、ポドルスキは笑顔で写真撮影などにも応じ、元気な姿をみせた。

 6月28日の合宿中に左足内側楔状(けつじょう)骨を剥離骨折したポドルスキだが、8月中にも復帰するとされており、ともにW杯優勝経験のある2大スターがピッチで共演する瞬間も近づきつつある。