北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロビッチ監督(60)が、今日1日、敵地で対戦するV・ファーレン長崎を警戒した。順位は6位と14位と開いているが、勝ち点差は7しかない。「相手とは順位ほどの差はない。難しいゲームになる」と慎重に言葉を選んだ。

 前節の“結果”が、試合にどう影響するかが未知数だ。札幌は名古屋戦が悪天候で中止。一方の長崎は東京を1-0で下した。コンディション面は札幌に分がありそうだが、指揮官は「(前節27日の長崎は)中4日なのでそんなにアドバンテージがあるわけではない」。長崎はリーグ再開後、4位神戸、3位川崎Fに0-1と善戦し、前節は2位に競り勝った。「走って戦い規律もある」と評価している。

 札幌は再開後1分け1敗で、リーグ戦では5月5日2-0G大阪から白星がない。5試合ぶり勝利なら4位浮上の可能性もあるが「Jリーグは混戦が必至。次の相手を倒すことが大事」。4位神戸から15位柏まで勝ち点8差。最後まで口元は緩めず、一戦必勝を期していた。