清水エスパルスFWデューク(27)が、生き残りを懸けてゴールを狙う。8日は静岡市内で行われた練習に参加。今季16試合出場で無得点だが、前節鹿島アントラーズ戦ではポスト直撃のシュートを放つなど、チャンスに絡めている。11日のホーム川崎フロンターレ戦では、左MFでの先発が濃厚で「結果にこだわりたい」と決意を示した。

 危機感を持って臨む。ベンチ入りできる外国人は、アジア枠選手も含めて最大で4人。ケガで別メニュー調整のFWクリスラン(26)が復帰すれば、デュークがベンチ外になる可能性が高い。その状況を踏まえ、川崎F戦に向けて「1回のチャンスを確実に決めないといけない」と言った。

 今年で加入4年目。過去3季でのリーグ戦では毎年1得点ずつ記録している。攻撃的位置の助っ人としての物足りなさはあるが、体を張ったプレーでの貢献度は高い。次戦はホーム5連勝が懸かる一戦。デュークは「ゴールかアシストでチームを助けたい」と言葉に力を込めた。【神谷亮磨】