川崎フロンターレが逆転勝ちした。前半から激しい展開だった。川崎Fは前半1分、スルーパスに抜け出したFW小林がペナルティーエリア内に進入。

 GKとの1対1を迎えたが、清水エスパルスGK六反が好セーブでゴールを死守した。開始早々のピンチを防いだ清水は同5分、敵陣でボールを奪い、カウンターからFWドウグラスが左足で先制点。J1通算50試合出場のブラジル人助っ人が今季3点目を挙げた。

 1点を追う川崎Fは小気味いいパスワークで徐々に主導権を握ると、エースが決めた。同32分、MF中村から右サイドに展開。DFエウシーニョの右クロスをFW小林がヘディングで合わせて同点とした。清水は先制点を挙げたドウグラスが同41分に負傷退場。前半は1-1で折り返した。

 後半も川崎Fがボールを保持した。同19分にはFW小林のパスからMF大島が右足ダイレクトで合わせて逆転に成功。清水は残り15分からパワープレーで押し込むも、最後までゴールが奪えなかった。川崎Fは小林の1得点1アシストの活躍で連勝を飾り、次節は19日に首位広島と敵地で戦う。