清水エスパルスは今季2度目の3連敗となった。1点を追う前半40分、FWクリスラン(26)がスルーパスに抜け出すと、相手DFを屈強な体で押さえながら、左足でゴール左隅に同点ゴール。4試合ぶりに先発復帰した助っ人のゴールで試合を振りだしに戻したが、後半に2失点し、敗れた。

 チームは7月のリーグ再開後に3連勝。しかし、8月上旬に元出向社員による売上金などの私的流用が発覚した。プレーする選手やスタッフら、現場に悪影響はなかったものの、不祥事後に3連敗。好調だったチームに水を差した。

 この日は3失点目の審判の判定について、ヤン・ヨンソン監督(58)が激高した。「あれは明らかにオフサイドだ。我々はよくなかったプレーを見直し、修正して次の試合に臨む。レフェリーも映像を見直して改善しなければいけない」。ジャッジに不満を漏らした指揮官は会見場の机をたたいて退席。後味の悪さだけが残った。