J2の4位アビスパ福岡は5日、福岡市の雁の巣レクリエーションセンターで次節の8日松本山雅FC戦へ備えた。

ミーティングを含め、報道陣にウオーミングアップのみ公開する非公開練習で約2時間調整。前回0-1の完封負けを喫した2位相手だが、井原正巳監督(50)は「前回やられた借りを返せるようしっかり準備したい」とリベンジ宣言だ。

とはいえ、指揮官が「守備は堅く、攻撃はいろんな形がありそつがない」と言う難敵に変わりはない。それでも選手は前向きで、ボランチのMF鈴木惇(29)は後半ロスタイム弾で劇的勝利を収めた前節の1日大分戦を引きあいに「チームは劇的な勝ちでいい雰囲気。(松本は)ボールへ激しく球際も強い印象だが、うまく相手の弱点を突くことができれば」と気合十分だった。

松本戦に続き、中3日の12日には3位横浜FC戦が控える。悲願のJ2優勝を左右する正念場を迎えた。