昨季Jリーグで優勝を争った2チームのいきなりの対戦。先制したのはホームの鹿島アントラーズだった。前半19分、右から左サイドに抜け出たMF遠藤康が切り返して右足でクロスを送ると、ゴール前で待ちかまえたDF西大伍が頭で合わせた。

だが、日本代表でFW小林悠、MF守田英正、DF車屋紳太郎の3人を欠き、さらにけがでMF大島僚太が離脱した川崎フロンターレも、カウンター攻撃がさえ渡る。そして、前半30分に鹿島のミスからボールを奪うと、MF中村憲剛が前線へパス。これをペナルティーエリア内でフリーで受けたFW知念慶が切り返したところ、鹿島DF町田浩樹に足を掛けられてPKを獲得した。PKは知念が自ら蹴り込んで、1-1の同点に追いついた。

後半は川崎Fが果敢に攻撃を仕掛けたが、終盤には2連続でポストをたたく不運もあって、勝ち越しゴールを決めることはできなかった。

第2戦は9日に、味の素スタジアムで行われる。