ヴィッセル神戸が、MFルーカス・ポドルスキ(33)の2発で名古屋グランパスを下し、8試合ぶりに勝ち点3を奪った。

前半11分、MFアンドレス・イニエスタ(34)が前線へふわりと浮かしたパスに、ルーカス・ポドルスキが反応。左足で先制ゴールを決めた。しかし名古屋も後半開始直後に反撃。38歳のベテランMF玉田圭司が角度のない位置から同点ゴールを決めた。

その後はお互いにチャンスを迎えながら、勝ち越しゴールを奪えず。膠着(こうちゃく)状態の後半40分、右サイドでパスを受けたポドルスキが強引でドリブルで持ち込み、左足を振り抜いて決勝ゴールを決めた。神戸の勝利は8月19日の湘南戦以来。ようやくトンネルを抜け出した。

試合後、ポドルスキとの一問一答。

-試合を振り返って

ポドルスキ 勝ったことが一番だ。アウェーで勝ち切れたことが大きい。難しい数週間だったがやっと勝てた。残留争いに巻き込まれかけていたが、抜け出せたと思う。

-2ゴールを

ポドルスキ ゴールに難しいも簡単もない。ゴールをしたことが大事だ。最初はアンドレス(イニエスタ)からいいパスがきて、触るだけだった。2つめはフリーランニングしているところに縦にいいパスがきて、得点につながった。苦しい時期を支えてくれたサポーターの前で決めることができてよかったよ。

-名古屋戦で2戦4発

ポドルスキ どういう相手でも関係ない。相性とか考えたことはない。たまたま名古屋戦だったということ。今日はGK(前川がリーグ)デビュー戦だった。素晴らしいパフォーマンスを見せていたし、助けてやりたいと思った。みんなでひとつになれた結果だ。