J1最終節が12月1日に行われ、5チームが残留をかけ大一番に臨む。12位の横浜F・マリノスから16位名古屋グランパスまでの勝ち点差はわずか1。ルヴァン杯王者の湘南ベルマーレは名古屋とのサバイバルマッチだ。

勝てば無条件に残留が決まるだけに、曹貴裁監督は29日、「名古屋もうちに勝たないといけない状況でお互いにとって分かりやすい。ぶれずに自信を持って戦いたい」と必勝を掲げた。

残留には勝ち点と得失点差(マイナス5)も同じ鳥栖が、鹿島との対決。勝ち点41だが得失点差(マイナス12)が大きい磐田は、川崎Fと対決。そこもカギを握ってくる。鳥栖と磐田が負ければ、名古屋と湘南が引き分けで互いに残留が決まる。曹監督は他会場の途中経過をベンチで常に把握することを明かし「選手には伝えないで。ただ、状況が状況の時は考えなくてはいけない」。湘南はJ1最終節で残留をかけて戦うのは初めてで「こういう経験がたくましくしていく。次もう1つあるとは考えてない」と話した。