横浜F・マリノスのMF久保建英(17)は、シーズン途中の8月にFC東京から途中加入した横浜での約3カ月間半に充実感をにじませた。

東京ユース所属の16歳だった昨年11月にクラブ史上最年少でプロ契約を果たすも、今季は出場機会に恵まれず8月16日に横浜への期限付き移籍を発表。アンダー世代の代表活動が重なったこともあり、横浜では出場5試合1得点でシーズンを終えた。

久保は今季について「いいことばかりではなかったですけど、1年、長いようで短かったなという感じ」と振り返った。横浜移籍後については「代表活動もあって思っていた以上にチームにいることはできなかったが、3カ月で1年分の経験を積めたというか。試合にも絡ませてもらってゴールも決めることができて、よかったかなと思います」と話した。

横浜との契約は今年の12月31日まで。今後については「まだ何も考えてないです」と話すにとどめた。この日も1点を追う後半20分から途中出場すると、トリッキーなボールさばきで中盤のパス回しをつくり、チャンスにつなげた。まだ17歳。来年にはU-20W杯出場も見据える若き才能が、静かにシーズンを終えた。