アジア王者の鹿島アントラーズは南米王者リバープレート(アルゼンチン)に0-4で完敗し、大会を4位で終えた。準決勝で負傷したDF昌子を欠き、前半6分には守護神GKクォン・スンテが相手FWとの接触で負傷。同23分にGK曽ケ端と交代するアクシデントから、直後のCKで先制され、そのまま差を広げられた。

歯が立たなかった。準決勝ではレアル・マドリードに完敗。欧州と南米の王者に粉砕された。クラブの象徴であるMF小笠原は「最後の2つは非常に悔しい、情けない試合をしてしまった。悔しい思いでいっぱい。残念です」。MF遠藤は「個人の能力が全然違う」。打ちのめされた。

60もの試合を戦い抜いた今季、最後は笑えなかった。小笠原は「たくさん試合はしたけど、それが勝つチームの日程。世界を見たらこれが普通。そういうチームになっていかないといけない」。来季は新戦力として横浜FW伊藤、清水MF白崎を完全移籍で獲得することが濃厚。戦力強化に悔しさという糧を重ね、鹿島はふたたび前を向く。