鹿島アントラーズは15日始動し、鹿嶋市内でトレーニングを行った。

横浜から加入のFW伊藤翔(30)、清水から加入のMF白崎凌兵(25)らの姿もあった。伊藤は10番の練習着だったため、今季の背番号は10番か? と思われたが、「違います、違います。たまたまサイズ的に、デカいサイズなので着ていただけです」と疑惑を否定。10番を付けるには「まだ早いっす」と答えた。

昨年度ベストヤングプレーヤー賞を受賞したFW安部裕葵(19)は、母校瀬戸内(広島)が高校サッカー選手権初出場でベスト4と躍進した。試合会場に足を運び後輩たちを応援する姿も目撃されていたが、この日は「後輩たちを見て刺激になりました。僕らのサッカーも高校生のサッカーも、ベースになる大事なものは一緒。自分の高校がベスト4に入った喜びと、戦っている姿勢を見ていろんなものを受けましたね」と、飛躍する後輩たちに刺激を受けたことを明かした。前日14日には、地元で成人式に出席したという。今月末に誕生日を迎え晴れて20歳になるが、「コツコツ先を見ず、急がず行きます」とマイペースに上を目指す意向を明かした。

大岩剛監督(46)は練習を終えて、「初日としては非常に良い表情をしていましたし、僕が逆に自信をもらえるような表情をしていたと思います」と手応えを口にした。

昨年から負傷離脱していたMF三竿健斗(22)とFW鈴木優磨(22)DF伊東幸敏(25)は、全体練習には参加せず別メニュー調整した。右膝に古傷を抱えるDF内田篤人(30)は室内でのトレーニングのみに留め、ピッチに姿を現さなかった。