清水エスパルスGK梅田透吾(18)が、1日でも早いプロデビューを目標に掲げた。

この日は、静岡市内で行われた午後練習に参加した。セービングやシュート練習など、フルメニューを消化。始動4日目の練習を終えると「いい緊張感の中で練習ができていると思います」と、はつらつと話した。

現在は清水西高に通う高校3年生。この日は午前に授業を受けてから練習に臨んだ。学校とグラウンドを行き来しているが「ユースの時は学校の後に練習だったので、問題ないです」と涼しい顔。高校生とJリーガーの二足のわらじを履くルーキーは、多忙な日々も前向きに捉えている。

昨年11月には左手首を手術し、約1カ月間プレーできなかった。しかし、ケガは完治し、万全の状態で始動を迎えた。年末年始もユースの後輩らと練習を続けていたこともあり、「コンディションはいいです」と強調した。梅田を含めたGK陣は今季4人。激しいポジション争いも覚悟の上で「まずは公式戦に1試合出ることが目標。しっかり自分のプレーを出していきたいです」と意気込んだ。あこがれのピッチを目指し、プレーに磨きをかける。【神谷亮磨】