J1湘南ベルマーレが24日、神奈川・平塚市内で桐蔭横浜大と30分3本の練習試合を行い、3本合計2-0で勝利した。

3本それぞれでメンバーを変更しながら臨み、1本目は0-0で引き分け。前線3枚にFW指宿洋史(27)、MF中川寛斗(24)、MF武富孝介(28)の新戦力が並んだ2本目では右サイドから相手を崩し、最後は高校2年ながら飛び級で下部組織から昇格したMF柴田壮介(17)が決めて1-0で終えた。

ラストの3本目にはMF梅崎司(31)やDF杉岡大暉(20)らが出場。拮抗(きっこう)した展開となるが、14分にゴール前に高く上がった相手のクリアボールに反応したFW野田隆之介(30)がダイレクトで華麗なオーバーヘッドシュートをたたき込んでリードを広げ、このまま2-0で勝利した。

今季始動後は19日に行ったJ3福島ユナイテッドとの練習試合で0-1で敗北。30分1本で行った湘南U-18との試合でも引き分けており、今季初勝利となった。

曹貴裁監督(50)は「課題はありましたけど、福島との試合の時よりもテンポは上がりましたし、ポジティブにとらえている」と振り返った。今季はスローガンにアクセラレーション(加速)を掲げており「考えるスピードやサポートの速さなど、ゲームに勝つための全ての速度を上げていくことをより徹底してやっていきたい」と力を込めた。

27日にも関東1部の栃木シティフットボールクラブと練習試合を行い、28日には約2週間のトルコでの海外合宿に出発する。