セレッソ大阪のスペイン人、ロティーナ監督(61)が今季仙台から新加入のMF奧埜博亮(29)を褒めた。

8日は広島戦(9日、ホーム)に向けて大阪市内で非公開で調整した。指揮官は、ここまでJ1の2試合にボランチで先発出場している奧埜に対し「オク(奧埜)は良い意味のサプライズ。私は彼のプレーに満足している」と目を細めた。

広島との戦いはボールの保持率がカギ。今季取り組む「ポゼッションサッカー」を体現するため、奧埜が支配する中盤は攻守の要となる。保持率にこだわり「ボールを持ってチャンスを作る。そういうプレーをして勝っていくと信じている。成長の余地はたくさんある。90分間でボールを持つ時間帯を増やす」と言い切った。

昨季2位の広島に対しては警戒。指揮官は「いいチームという印象。全てのチームは強みを持っている。その強みに注意しなければいけない」。ここまでJ1の2戦で1勝1敗。日本代表森保一監督が視察に訪れる一戦で、勝利をつかみ取る。