J1清水エスパルスは2-5で札幌に大敗した。4失点したホーム開幕のG大阪戦から修正できず、再び大量失点。開幕から3試合で5ゴールと、得点は奪えているだけに歯がゆい結果となった。

1点を追う前半36分、右CKからDF松原后(22)がヘディングで同点弾。MF金子翔太(23)が蹴った速い弾道のキックに飛び込み、GKが取りづらいニアサイドのコースに突き刺した。「狙い通りだった」。松原は高校2年時までFW。身体能力を生かした難易度の高いゴールだった。

苦しい展開でセットプレーから得点できることは、チームにとって大きい。今季は、身長191センチのDF立田悠悟(20)や188センチのDFヴァンデルソン(28)らDF陣に長身の選手がそろっている。次戦に向けて早急な守備の改善が必要だ。ただ、強みとなっているセットプレーの精度を上げることも継続してやってほしい。【神谷亮磨】