鹿島アントラーズのDF内田篤人(30)が、国際親善試合キリンチャレンジ杯コロンビア戦(22日、日産ス)ボリビア戦(26日、ノエスタ)に臨む日本代表メンバーに初招集された後輩DF安西幸輝(23)に太鼓判を押した。

発表から一夜明けた15日、チームは17日の北海道コンサドーレ札幌戦(札幌ド)に向けて鹿嶋市内で練習を行った。両サイドバックを主戦場とする安西について、内田は「攻撃は、長友さんや酒井宏樹よりも良いよ。それはもう、ハッキリ言えるわ!」と、豊富な運動量を武器にアグレッシブに攻める安西のスタイルを絶賛。守備面で助言をすることはあっても、攻撃面に言及することはほとんどないとも明かした。

また「何が自分に足りないか、自分が通用するところ(は何か)っていうのは、はっきり見ておいた方がいい。今回そこに長友さんと宏樹(酒井)がいないのはちょっと残念。アイツに足らないものを彼らは持っているから」と、総合力では上回る2人がいないことを残念がった。

日頃から、全体練習後に2人でロングボールの練習をするなど、しばしば安西の面倒を見ていた内田。安西も「どの選手を見ても、篤人くんのキック力はすごい。盗む部分は多い」と話しており、まさに弟子と師匠の間柄だ。内田は「幸輝に対する接し方は、他のチームのサイドバックとはやっぱり違う。このチームの他の選手とも違う。同じポジションだから厳しく言うときもある。やれるから言う。やれないつに言ったってしょうがない」と、言葉の節々に安西への期待をちりばめた。

それでも、最後までは褒めちぎらないのが内田流。「定着しなきゃ(ダメ)。認めてねえ、まだアイツは」と言って笑った。