鹿島アントラーズは開幕戦以来の黒星。前半29分までに3失点したことが重く響いた。

東京のスピードある2トップをチームとして抑えきれなかった。センターバックのDF町田は「最後の場面で抑えられなかったのが全てじゃないかと思います」と唇をかんだ。

前半アディショナルタイムにMF三竿、後半開始からMF安部を投入。球際で勝てるようになり攻撃の形が生まれたが、決定的なシュートはほとんど放てなかった。MFレオ・シルバのリーグ戦3戦連続ゴールで1点を返したものの、追加点を奪えず。ここ2試合連続で逆転勝ちしていたこともあり、MF土居は「前半で勝負が決まっちゃったようなもの。監督も言っていたが、『やられても取り返せる、やられてからギアを上げても勝てるだろう』っていう慢心がどこかにあったと思う。今まで積み上げてきた『いい守備からいい攻撃』というのを崩してしまった」と分析した。

大岩監督も「前半の試合が全てだったと思う」と総括。「ここ数試合、ゲームの立ち上がりや後半の立ち上がりに失点をしている試合が多く、意識させることと意識しすぎてしまうところのバランスにおいて、こちらからのアプローチが強すぎたかもしれない。失点によって焦りが出たのか、攻撃が中央に偏ってしまったような感じがした」と反省を口にした。