J1清水エスパルスMF金子翔太(24)が自然体で節目のゴールを狙う。3日のアウェー鹿島戦(カシマ、午後3時)に備え、2日は静岡市内で非公開練習に臨んだ。この日、24歳の誕生日を迎え、練習前の円陣では選手とスタッフの前であいさつ。「チームとともにさらに成長したい」と誓い、試合に向けて万全を期した。

節目で結果を残してきた。J2の16年最終節ではJ1昇格を決める決勝点をマーク。17年にはJリーグの歴史に残るJ1通算2万ゴールを決めた。昨季もホーム通算650点目を挙げるなど、記録が懸かる試合で実力を発揮。「持っている男」は鹿島戦で1日遅れのバースデー弾と「令和1号」が懸かるが、「あまり意識はせずに、いつものプレーをしたい」と平常心で臨む構えを示した。

これまでもチームの勝利を最優先に考えてプレーしてきた。そのスタイルを変えるつもりはない。「僕はストライカーではないので。チームの勝利が大事」と強調。前線から献身的に走り回り、ワンチャンスを仕留めるイメージだ。「勝って自信を取り戻したい」と金子。ひた向きにプレーし、新元号初陣を勝利で飾る。【神谷亮磨】