J2アルビレックス新潟は4日、第17節FC岐阜戦(8日、岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場)に向けた練習を聖籠町のクラブハウス練習場で行った。

前節のヴァンフォーレ甲府戦(1日)に0-2で敗れ、泥沼の4連敗。出口の見えない苦しい状況が続く中、主将のMF加藤大(28)が、チームに奮起を促した。

「自分のやりたいことが前面に出てしまっている。もう1度チームのことを第一に考えよう」。練習前、監督やスタッフを除いた選手ミーティングの時間を設け、加藤は反省点と、今後に向けた意識変化の必要性を訴えた。

連敗中の合計失点は10。いずれも複数失点で敗れている。失点を防ぎ、自分たちで主導権を握りながら試合を展開するためにも、「もっと怖がらないでボールを受けることが大切」と語る。

前節、今季初めてスタメンを外れ、出番なく終わった。それでも、翌日に行われた練習試合の松本山雅FC戦では1ゴールを決め、好調をアピールした。

「結果が出ていない中、チームとして何かを変えるのは仕方ない」としつつも、「悔しい気持ちが詰まったのが松本戦だった」と加藤。スタメン返り咲きと連敗脱出へ向け、次節に臨む覚悟だ。【山岸章利】