日本代表MF久保建英(18)不在の首位FC東京が、リーグ再開戦でヴィッセル神戸に0-1で完封負けした。

レアル・マドリードへの完全移籍が決まり、現在は南米選手権に参戦中の久保と、9日の日本代表エルサルバドル戦で負傷退場したFW永井がベンチ外。久保の右サイドハーフに大森、永井の2トップ一角に矢島を今季初先発させたが、穴は埋まらず。後半19分には、しびれを切らした長谷川監督が代役2人を同時に下げて韓国人2選手を投入。しかし、同39分に日本代表MF橋本が放ったヘッドも右ポストに嫌われるなど2試合ぶりの無得点に終わった。

首位快走も、後半戦は久保が抜けるため「いろいろ注目される試合だと選手には話した」と長谷川監督。いきなり今季ホーム初黒星を喫するなど、嫌な再出発となったが「シュート数が10本以下になれば問題だったが、今日は12本。決定機も多くつくれたので十分やっていける。やり続けていくしかない」と総力戦で乗り切る覚悟を強調していた。