ドイツ2部インゴルシュタットから浦和レッズに復帰したMF関根貴大(24)が、対外試合に初めて出場した。

右のウイングバックで先発し、後半19分までプレー。41番を背負い、雨でぬかるんだピッチながら持ち前の推進力や周囲との連係でチャンスメークして「チームの一員として初めての練習試合。コンビネーションは、もっといい関係をつくれると思ったし、守備でも前後の関係性でうまくできたところもあった。徐々に上げていきたい」と一定の手応えをつかんだ。

浦和の下部組織から14年にトップ昇格。17年にインゴルシュタットへ4年契約で完全移籍した。昨季はベルギー1部シントトロイデンへ期限付き移籍していたが、古巣へ2年ぶりに戻ることを決めた。Jリーグの第2登録ウインドーが19日に開くため、20日のアウェー・ジュビロ磐田戦(ヤマハ)から出場可能。「コンディションのところで、まだどうなるか分からない」と前置きしつつ「全力で準備してきたつもり。使われるのであれば、苦しい状況の中でチームを助けるプレーをしたい」と話した。

再デビューに向けた練習試合を終え「試合勘を戻す意味でも今日はポジティブにとらえている」。前日、横浜F・マリノスに1-3で敗れた試合を見て「ボールを奪った後に1人で運んで時間をつくる選手が大事になってくる」と役割も自任。「チームを勝たせられるように、結果を出して助けていける選手になっていきたい。また応援よろしくお願いします」と、後半戦の浮上に向けて抱負を語った。

練習試合の得点者は以下の通り。

【前半】

12分、浦和FWナバウト

31分、浦和FWナバウト

42分、順大(オウンゴール)

【後半】

2分、順大

27分、浦和DF大城