J1ガンバ大阪からJ1ジュビロ磐田に完全移籍で加入した元日本代表MF今野泰幸(36)が18日、磐田市内で会見に臨んだ。サックスブルーの練習着姿で登壇。「練習から絶対に勝ちたいという気持ちを全面に出していけば、ジュビロに貢献できると思う。自分を信じて、とにかく戦いたい」と語った。

縁も感じている。今野は、東北高2年時に磐田に練習参加した。当時は入団に至らなかったが、プロ19年目で実現。「お話をいただいて縁を感じたし、スターぞろいで華やかなサッカーをする磐田を取り戻したい」と、過去リーグ優勝3度の名門復活にも意欲を示した。

会見後は、チームの完全非公開練習に合流した模様。早ければ、20日のホーム浦和戦で「磐田デビュー」する。鈴木秀人監督(44)も「ボールを奪う力はトップクラス。得点力もある」と、J1通算45得点と得点力も兼ね備えた守備職人に期待。16位からの巻き返しへ、頼もしい戦力が加わった。【前田和哉】

◆今野泰幸(こんの・やすゆき)1983年(昭58)1月25日、仙台市生まれ。東北高を経て、01年に札幌入団。04年に東京、12年にG大阪へ移籍した。04年アテネ五輪出場。05年にはA代表に初選出され、2度のW杯に出場。国際Aマッチ93試合4得点。J1通算438試合45得点。178センチ、73キロ。