北海道コンサドーレ札幌のタイ代表MFチャナティップ(25)が湘南戦で、12試合ぶりとなる今季2点目を挙げ、タイ代表の西野新監督への“就任祝い”でアピールした。

3年後のW杯をともに目指す新指揮官の就任正式決定直後の試合で、エースとしての力をしっかり見せつけ「ヒサシブリネ」と笑顔で喜んだ。

あわや幻のゴールとなる可能性もあったが、必死に阻止した。4-1の後半39分、スルーパスを受けて右足でシュート。相手GKからこぼれた球を腹部に当ててゴールへ押し込んだ。1度はハンドと判定されたが誤審を主張。会場からもブーイングが巻き起こり「オナカ、オナカ」と猛抗議。副審への確認が行われた後、得点が認められた。

チームのJ1での1試合最多タイとなる5点目となり「レフェリーには言わないとダメと学んだ。良かったね。ハンドじゃないよ」。4試合ぶり勝利を飾り、ほっとした様子だった。

【保坂果那】