J2アルビレックス新潟は2日、聖籠町のクラブハウス隣接ピッチで4日のホーム徳島戦に向け練習した。

冒頭だけの公開でトレーニング内容をベールに包んだ。吉永一明監督(51)は「優位性を出すためにポジショニングの確認をした」と言う。前節7月31日のアウェー町田戦は前半2-0で折り返しながら、3-3のドロー。今季開幕戦から先発フル出場を続けるセンターバック大武峻(26)は「守備を見つめ直さなければいけない。組織で対応したい」と意気込んだ。

7月27日から9日間で3戦する連戦の最終戦がホーム徳島戦。しかし大武は、反攻への第1戦と捉えていた。対戦する徳島は前節終了時点で9位。同13位新潟の上位に座る。8月の5試合の相手はすべて上位チームで連勝すれば上位浮上の足掛かりになる。「8月に立ち位置を変える、勝負の8月」と大武は言う。

徳島のFW河田篤秀(26)は昨季まで新潟に所属。5-2で勝った前節の鹿児島戦で2得点しているが、手の内は知り尽くす。「(河田との)やり合いは、ひとつの見どころとしてサポーターに楽しんでもらいたい。しっかり抑える」と大武はマッチアップを楽しみにしていた。【涌井幹雄】