J1は残り10試合となった。15位のベガルタ仙台は31日、16位のサガン鳥栖とアウェーで直接対決を迎える。

勝てば勝ち点7差、負ければ1差の意味ある一戦。現在、3試合未勝利、4戦連続失点中と苦しんでいるが、31日に誕生日を迎えるGKヤクブ・スウォビィク(28)は完封勝利という“プレゼント”を手にして自らを祝う。

スウォビィクは決戦前に「どんな試合も毎週大事で、川崎も鹿島も鳥栖もいいチーム。コンパクトに戦い、勝ち点3を取って帰りたい」と気を引き締める。大声でのコーチング、鋭い反応で練習から全力で準備するまじめな守護神。信頼する石野GKコーチとともにベストパフォーマンスを追求する。「向上心を持ち、いつもレベルアップしたいと思っている。シュートセーブでチームを助けたい」。7月の加入から単身赴任だったが、夫人と長女が今月来日した。「自分にとってとても大事な存在。来るのをずっと待っていた。家族と充実した時間を過ごせているし、先週末は松島に行って、いいリフレッシュができた」とさわやかな笑顔を見せた。

渡辺監督は「(前節神戸戦で)鳥栖はホームで大量失点し、メンバー構成含め修正してくる。修正ポイントについていけるように冷静にゲームをしたい」と話した。開幕5試合未勝利だったが、4月6日のホーム鳥栖戦で3-0の勝利。そこからユアスタでは6連勝と息を吹き返した。今後のターニングポイントになる一戦。絶対に落とせない。【山田愛斗】