ジュビロ磐田MF松本昌也(24)が、古巣への雪辱に燃えている。23日は、次節アウェー大分トリニータ戦(28日、大分陸)に備えて磐田市内で調整。約1時間の軽めのメニューで汗を流した。16年まで在籍した大分との対戦が、移籍3年目の今季初めて実現。ホームでの前回対戦では、1-2で敗れているだけに、「チーム状況(最下位)に加えて、相手も相手。本当に負けられない」と、語気を強めた。

今季は、開幕から全26試合に出場。主にサイドバックやウイングバックを務めてきたが、フェルナンド・フベロ監督(45)就任後は右MFでプレーする。18日に行われた清水エスパルスとの天皇杯4回戦では、ゴールも記録した。「結果を出さなければいけないポジション。大分戦も積極的にゴールに向かっていきたい」と、公式戦2戦連発を狙う。

生まれ故郷でもある大分での一戦。試合当日は、両親や友人も応援に駆けつける予定で「まずは、勝つためのプレーをしたい。その上で良いプレーも見せられたらと思う」と、決意を語った。松本が地元で輝けば、今季ワーストの7戦勝ちなし(1分け6敗)と苦しむチームにも勝ち点3が見えてくる。【前田和哉】