ベガルタ仙台は25日、仙台市内で28日の3位横浜F・マリノス戦に向けて非公開練習(冒頭のみ公開)を行った。8月17日のホーム川崎F戦で左頬を骨折したMF関口訓充(33)がユアスタに戻ってくる。前節14日のアウェー札幌戦でフェースガードをつけて復帰。5戦ぶりの勝ち点3獲得に貢献した。連勝へ頼れるベテランが攻守で躍動する。

関口は全治6週間の診断を受けたが、チームのために早期復帰。手術から1カ月がたち「だいぶいい状態。フェースガードは今週の試合で外せる。ずれるし、強く締めると汗が目のところにたまるやりづらさがある。自分の中では変なストレスはなくなる」。3試合ぶりに戻った札幌戦では即スタメン出場。「自分のプレーに満足していない。もっとやらないといけない気持ちがある。そういう部分では不完全燃焼。チームを勝たせる部分はできたので、この流れを保ちながら残りの試合もできたらいい」と話す。

攻撃面でアクセントを加える決意だ。「もっともっと脅威を与えられるようにすれば、相手もカウンターを恐れて出てこられなくなると思う」。横浜は48得点でリーグ1位タイの得点力。関口は「素晴らしい攻撃をして点も取れている。難しい試合になると思うが、ホームでやる以上、相手に好き勝手やらせるつもりはない。隙もあると思うので、しっかりそこを突いてロースコアになっても勝ちを持ってこれたらいい」。背番号7がユアスタに歓喜を届ける。【山田愛斗】