静岡学園のU-18日本代表MF松村優太(3年)が来季、J1鹿島アントラーズに入団することが26日、分かった。清水エスパルスやジュビロ磐田、松本山雅FCなど複数のクラブから獲得オファーを受けていたが、このほど尚志(福島)の同日本代表FW染野唯月(3年)も加入するアジア王者入りを決断したという。DF伊東、MF名古らOBが活躍する常勝軍団で、プロキャリアの第1歩をスタートさせる。

松村は170センチと小柄だが、スピードに乗ったドリブルが武器のアタッカー。一部クラブに練習参加するなど、悩んだ末に鹿島を選んだという。鹿島は、染野に続き“パリ・オリンピック(五輪)世代”の新星獲得に成功した。FW大迫、MF柴崎ら日本代表の中心を担う選手を高卒で獲得し、育て上げた実績を持つクラブだけに、松村を未来の日本代表に育て上げてくれるに違いない。

静岡学園は、プリンスリーグ東海で首位と勝ち点差1の2位につけており、第15節を終え、松村は6得点を挙げている。冬の全国高校サッカー選手権の静岡県大会では第1シードで、11月2日のベスト16から登場予定。5年ぶりの全国大会出場を目指す。

◆松村優太(まつむら・ゆうた)2001年(平13)4月13日生まれ。東淀川FC出身。50メートル5秒8の快足が武器のアタッカー。2月にU-18日本代表に選出。170センチ、60キロ。