7大会ぶり2度目の優勝を目指す世界ランキング13位の日本が、同17位のマレーシアを2-0(前半1-0)で破って開幕2連勝を飾った。

日本はFP(フィールドプレーヤー)に主将の川村怜(30=パペレシアル品川)佐々木ロベルト泉(41=同)田中章仁(41=たまハッサーズ)加藤健人(33=埼玉T・Wings)、GK佐藤大介(35=たまハッサーズ)の布陣でスタート。立ち上がりからボールを支配して優位に試合を進めた。

前半7分、FKのチャンスから川村がドリブル持ち込み、右足シュートで先制。その後、停電で試合が中断するアクシデントがあったが、ペースは乱れなかった。後半11分には川村の右サイドからのパスを受けた佐々木康裕(43=43=ファンタス千葉SSC松戸ウォーリアーズ)がゴール前に持ち込んで右足でネットを揺らした。

日本は勝ち点6も得失点差で2位。同じ2連勝で首位の世界6位イランとB組トップ通過をかけて3日に対戦する。

大会は出場8チームがA、B2組に分かれた1次リーグを戦い、上位2チームが決勝トーナメント(準決勝)に進む。05年から2年に1度開催され、今回が8回目。中国が4連覇を含む5度、日本、イランが1度ずつ優勝している。日本を除く上位2チームに東京パラリンピック出場権が与えられる。