サッカー女子日本代表のなでしこジャパン(世界ランク11位)は静岡・IAIスタジアム日本平でカナダ女子代表(同7位)と対戦し、4-0で勝利した。

まずは前半6分、右サイドからMF中島依美がグラウンダーのクロスを送ると、ニアサイドに走ったFW岩渕真奈が右足で冷静に流し込んだ。

リードして前半を折り返した後半20分には、ゴール前での岩渕のヒールパスからMF長谷川唯がシュートを放ち、GKがはじいたこぼれ球を途中出場のMF籾木結花が右足で決めて突き放した。

続く同27分には、ゴール前でGKと1対1になった岩渕が冷静に横パスを送ると、フリーで走り込んだ長谷川が右足でネットを揺らして試合を決めた。

大勢の決まった34分には岩渕に代えて今年1~2月の強化合宿以来、約8カ月ぶりの代表復帰を果たしたFW田中美南、DF宮川麻都に代えてA代表初招集の19歳DF高橋はなを投入。後半ロスタイムには、その田中のシュートをGKがはじいたボールを、途中出場のFW小林里歌子が押し込み4点目。守っては招集メンバー中、唯一の海外組となった主将のDF熊谷紗希らを中心にカナダ攻撃陣を完封し、6月のW杯フランス大会後、初の国際Aマッチで格上相手に勝利を飾った。