SC相模原の元日本代表MF稲本潤一(40)が故郷大阪に凱旋(がいせん)した。

対戦相手は古巣G大阪のU23チーム。他に故障者が出た影響もあり6試合ぶりに先発し、後半11分まで出場。本職のボランチに陣取ったが、時には2列目まで上がって攻守に活躍した。シュートは1本だったが、しっかりかじ取り役を務めた。

前回対戦の6月15日にはJ3最年長となる39歳8カ月28日のゴールをホームで決めていた。今回はアウェーでの惜敗にも「ある程度はやれたと思う。ガンバはスタッフを含めてみんな知っている人が多い。会場が万博(記念競技場)なら、もっと感慨深かったでしょうね」。稲本がG大阪に在籍したのは01年途中までで、当時は万博が本拠地。この日は新本拠のパナスタで、札幌在籍時の2年前にもプレーしていたため、終始冷静だった。