北海道コンサドーレ札幌DF進藤亮佑(23)が攻守で存在感を発揮し、3試合ぶりの勝利をたぐり寄せる。

30日鳥栖戦に向けて、29日は佐賀県内での前日練習に参加した。今月のキリンチャレンジ杯で初めてA代表入りした攻撃的ディフェンダーは、東アジアE-1選手権(12月、韓国)での連続招集を狙う。12月4日のメンバー発表前最後の公式戦に「(アピールを)考えたくなるけど、だからといってプレーを変えるわけにはいかない。優先順位はチーム。その結果、呼ばれるという流れを大事にしたい」と見据える。

現在チーム4位の6得点はDF登録ではリーグ最多。今季残り2試合。「10点はちょっと無理っぽいので、8点はいきたい。あと1点ずつ」と貪欲だ。もちろん本職をしっかりこなしてこそ、評価されると理解している。「攻撃的チームなので僕らがしっかりリスク管理すれば」と、守備面での貢献を第一に、連続無失点でシーズンを終えるつもりだ。

本拠地は氷点下の寒さで、雪景色。試合2日前の敵地入りは今季7試合(ルヴァン杯決勝含む)未勝利(2分け5敗)と相性は良くないが、「今日のグラウンドは良かったし、明日は言い訳できないかな」と状態は良い。ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)の言葉にも、闘争心をかき立てられた。「『1つでも上で終わろう。9位で終わるのと7位で終わるのは違う』って話をしていた。勝たなきゃいけない」。モチベーションは高い。【保坂果那】