「ニッカン・フットボール・アウォーズ」最後は番外編。毎年恒例、開幕前に日刊スポーツのサッカー担当が予想した順位の“答え合わせ”。「笑わない男」ならぬ「笑えない記者」たちの結末をお届けします。

日刊記者陣にとっては、ゆがんで傷だらけの年末を迎えるハメになった。最終節までもつれたJ1。過熱する世間とは裏腹に、順位予想は的中をことごとくジャッカルされた。16人の記者で予想を実施。横浜F・マリノスとFC東京を1位に予想した者はおらず、最終戦を前にノーサイド。「ONE TEAM」どころか「NO ONE (could hit  the winning) TEAM」(誰も優勝を当てられなかった)になるとは目も当てられない。

救いなのは、大阪本社のベテラン実藤記者が6つ的中と、唯一の「笑える男」となったこと。卓越した千里眼は「経験」のたまものということでしょうか。

とはいえ、優勝的中者ゼロのノートライが惨敗じゃなければ、なんと呼ぶのか。3連覇を8人も予想した川崎フロンターレが開幕3戦連続ドローと白星をノックオンし続け、タレントが集ったヴィッセル神戸の8位もゲームプランを狂わせた…なんて今更言い訳をするのは紳士的じゃない。来年こそ「馬鹿」にされない結末を-。(おわり)