Jリーグ、セレッソ大阪は12日、大阪市内で新入団と始動記者会見を行った。期限付き移籍からの復帰選手を除けば計10選手が出席。昨年のU-17W杯日本代表だったMF西川潤(17=桐光学園)や全国高校選手権に出場したDF田平(たびら)起也(18=神戸弘陵)らが抱負を語った。

西川が「C大阪の選手として、プロとして責任と覚悟を持ってやる。左足を生かしたプレーで得点とアシスト、得点に直結するプレーをしたい」と話せば、田平は「チームのために勝利に貢献したい。ヘディングや対角へのロングフィードが武器です」と自己紹介した。2人はこの日から始動した練習でも、高卒新人ながらトップチームに入った。

就任2年目のスペイン人、ロティーナ監督(62)は「昨年のチームをベースに、補強をしてもらった。今年はさらに改善、向上、成長をしていく」と話した。森島寛晃社長(47)は「ACL出場権を取り、悲願のJ1でリーグ優勝を目指して頑張りたい」と宣言した。

西川、田平を含めて左利きの選手を多く集め、期限付き移籍からの復帰組を含めれば18人が加わったことになる。

ブラジル人のMFソウザの交渉が難航しており、退団した場合は新ブラジル選手を期限付きで加入させ、J3も参加するC大阪は総勢42選手で1年を乗り切る。

主将は今季もMF清武弘嗣(30)が務める予定。昨季限りで現役を引退した藤本康太氏(33)が、アンバサダーとしてクラブの普及活動を担うことも決まった。