ベガルタ仙台は13日、1次キャンプ(28日まで)が行われる沖縄県糸満市に向けて出発した。

仙台国際空港では壮行式があり、約1000人のサポーターが見送りに訪れた。木山隆之監督(47)は「熱烈な壮行会をしていただき、ありがとうございます。今日からキャンプがスタートし、厳しくもチーム全体で活気のあるキャンプにします。そして、短い時間を大切に過ごして、良い練習を積み重ねます。ユアスタで待っててください」とあいさつした。

ユース出身で期限付き移籍先のJ2レノファ山口FCから復帰したMF佐々木匠(21)は「熱結(ねっけつ)というスローガンのもと、チームが1つとなれるように熱いキャンプを過ごし、開幕戦からサポーターの皆さんを熱くできるように頑張ります」と語った。MF関口訓充(34)は「壮行会を終えて、いよいよ2020シーズンが始まるのかという気持ちです。今年はタイトルを取りたいです。『タイトルを取りたいな』ではなく、『タイトルを取る』という気持ちでやります」と力強く宣言した。

仙台出発から約3時間半で那覇空港に到着した。沖縄入り当日はサッカー教室を行い、今日14日から本格始動する。2次キャンプ(29日~2月9日)は宮崎県延岡市で、3次キャンプ(2月10日~最終日未定)は同宮崎市で行われる。2月22日、名古屋グランパスと激突する開幕戦(ユアテックスタジアム仙台)先発を目指し、南国でレギュラー争いのゴングが鳴る。【山田愛斗】