清水東高出身のJ2モンテディオ山形DF栗山直樹(29)が22日、地元・静岡で今季への決意を語った。この日、御前崎市で行われている1次キャンプ9日目の練習を消化。「暖かい場所に来て『キャンプをやっているな』と感じる。新鮮な気持ちでできている」と充実した表情で、来月23日に迎える開幕へ準備を進めている。

昨季は、3バック中央で自己最多の40試合に出場。リーグ3位タイとなる40失点の守備を支えた。一方で、首位で折り返した前半戦で「13」だった失点数が、後半戦では「27」に増加。順位も6位に終わった。「研究されて(前半戦と)戦い方が変わる部分もあるけど、その中でも抑えなければいけなかった」と、満足はしていない。

J1参入プレーオフでも、2回戦で敗れた悔しさも抱えて臨む今季。栗山は「去年の出場時間を超えること。そして、チームとしてJ1に昇格したい」と、目標を掲げた。【前田和哉】