Jリーグの新シーズンを告げる今季最初の公式戦、富士ゼロックス・スーパー杯(埼玉)は8日、前年度天皇杯優勝のヴィッセル神戸とJ1優勝の横浜Fマリノスが対決する。

神戸は先発が確実視される元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)について7日、トルステン・フィンク監督(52)が正式にGOサイン。最初の大一番から世界スターのプレーが見られそうだ。

Jリーグで3年目を迎えるイニエスタの今季のここまでを振り返る。

◆20年1月1日 鹿島アントラーズとの天皇杯決勝(国立)で先発し、88分間出場。2-0で完勝し、クラブ創設25年目で初タイトル獲得に貢献。盟友ビジャの引退試合に花を添える。

◆同3日 スペインに帰国

◆同22日 神戸市内でのチーム始動日だったが、クラブの配慮で後日の合流を許可される。

◆同26日 沖縄・読谷村キャンプ初日に合流

◆同30日 中国・重慶との練習試合は新型コロナウイルス余波で急きょ中止。イニエスタは紅白戦で主力組でプレーする。母国スペインでは東京五輪オーバーエージ枠候補に入ったと報道される。

◆2月1日 沖縄キャンプでJリーグクラブ(相手は未発表)との完全非公開による練習試合で45分間プレー。視察した関係者によると「イニエスタはまったく問題がなかった」。

◆同2日 沖縄キャンプ打ち上げ。2年連続の主将就任も決定し、今季初めて日本の取材に応じて「難しいとは分かっているが、J1を含めて全部優勝したい。タイトルを取ってシーズン最初のスタートを切りたい」と5冠獲得宣言。

◆同4日 チームは神戸市内で練習を再開。和田神社での必勝祈願にスーツ姿で臨む。ACLに出場可能な外国人3枠にも入る。

◆同7日 神戸市内での完全非公開練習に臨む。午後に富士ゼロックス・スーパー杯に向けて関東へ移動。