Jリーグは25日、新型コロナウイルスの影響により、3月15日までの公式戦94試合(ルヴァン杯16試合、リーグ戦78試合)を延期すると発表した。

Jリーグでは20日からのべ3回、全クラブの社長との意見交換会を行ってきた。24日の段階では結論が出なかったというが、同日夜に「これから1週間~2週間が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際になる」との政府見解が発表されたことを受けて、25日午前11時から緊急会議を実施。全会一致で決まったという。

Jリーグの村井満チェアマン(60)の一問一答は、以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

--全会一致で決まったそうだが、反対意見は

村井チェアマン J1はルヴァン杯を翌日に控えており、今日11時のウェブ会議は緊急を要するものだった。1つ1つクラブに(延期の)実現の可否を聞いた。全クラブから、明日は中断できるというコメントをもらった。昨日の会議ではすいぶん賛否ある状況だった。今日は表だった反対はなかったと認識している。

 

--代替開催を五輪前に行うか、五輪後に行うか

村井チェアマン どこにはめこむかは今、同時進行でやっているところ。場合によっては一部五輪前に消化することもあるかもしれない。会場手配の関係で五輪後に回るかもしれない。両方あり得る。

 

--ルヴァン杯は今後、トーナメントのみになるなどの処置があるのか

村井チェアマン 大会方式の大幅な変更に関しては、今は踏み込んでいない。場合によっては一部変更はあるかもしれないが、1次リーグ全てをやめるような判断は考えていない。

 

--ファンサービスやメディア対応はクラブに委ねるのか

村井チェアマン これからも強化試合などは組まれていくと思う。一般の方との接触はクラブ判断で考えていくが、時節柄、慎重に対応してほしいとお願いするつもり。

 

--ユース世代の試合延期は

村井チェアマン 今のところ決定しているのはトップチームの公式戦。今後協議していくが、基本的に3月中旬までは同等の扱いで議論していくと思う。