北海道コンサドーレ札幌は15日、札幌・宮の沢で練習を再開した。

タイ、沖縄、熊本での約2カ月間のキャンプを11日に終え、今年初めてのホームグラウンドでの全体練習。ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)は「選手は非常に楽しそうにトレーニングしてくれていた」と喜んだ。選手には「健康で練習ができることを幸せに思い、試合が再開した時に見ている人たちに喜びを与えられるようなプレーができるように頑張ろう」と呼び掛けたという。

汗を流す選手たちの目の前に広がる光景は、いつもと少し違っていた。クラブは通常練習を公開しているが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般への公開を自粛した。MF荒野は「コンサドーレは普段から多くサポーターが練習を見に来てくれ、近くで応援してくれる環境だから新鮮だった」と寂しそう。選手会長として「まずは個人個人がコロナに対してしっかり予防すること。(日本の)サッカー界からそういう人たち(感染者)を出さないように」と、気を引き締めていた。