Jリーグが4月3日のリーグ再開の再延期案も選択肢に入れていることが18日、分かった。

新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、2月25日に3月15日までの公式戦94試合の延期を発表。3月18日の再開を目指していたが12日に延期を正式決定し、4月3日の再開に向けて日程調整、財務、競技運営、物資調達などを担当する4つのプロジェクトを立ち上げるなどして準備を進めてきた。

だが現時点では選手、スタッフ、サポーターらの安全を十分に確約できるかは難しい状況。事態の収束の見通しがつかない情勢だけに、各クラブから慎重な意見が出ている。再延期となれば再開が5月にずれこむ可能性もあり、東京五輪期間や国際Aマッチデーに試合を組み込むなど日程面の大幅な見直しも。J2降格は見送ってJ1昇格のみとし、来季J1を20チームで臨む案など、大会規定の変更も議題にのぼる。財政面でも新たな策を講じる必要性が出てくるのは必至だ。今日19日に中間ミーティングを実施するなど協議を重ね、23日の第4回新型コロナウイルス対策会議をへて、25日をめどに最終決断を下すことになる。