新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、第2節から中断していたJ2はリーグ再開予定を再延期し、5月2日からの再開を目指すことになった。J2アルビレックス新潟は25日、ピッチでフィジカルチェックを行った。アルベルト監督(51)は「リーグ戦の日程変更が予想されていたので、現時点での選手のコンディションを把握し、今後の練習メニューに生かすため」と説明した。リーグ戦再延期を受け、「開幕からずっと新潟が暫定1位をキープしているね」と冗談を交え、「重要なのは戦術理解をより深めること。いい環境を提供し続ける」と話した。

フィジカルトレーニングを担当するガヴィランコーチ(29)は「再開までの期間は、多少負荷をかけた練習が多くなる。再延期で気持ちが途切れないよう、メンタルケアも大切にする」と言う。5月以降、過密日程が予想される。アルベルト監督は「1つのポジションに対し優秀な選手が2人そろっているし、複数のポジションをこなせる選手もいる。誰が出てもクオリティーは下がらない。ただ、けがには注意しなければならない。再開戦後以降はけが予防、防止の練習が多くなるだろう」。新潟は5月2日、アウェー大宮アルディージャ戦からの再開に備える。【小林忠】