湘南ベルマーレは14日、クラブ選手会がホームタウンの医療機関に対し、医療用マスク5000枚を寄贈すると発表した。寄贈するKN95プロテクトマスクは通常とは違い、医療用として全日本病院協会に認められているもので、医療機関で不足と言われている。来週から各医療機関へ順次、配布される予定だ。

選手会長のDF大野和成(30)は「このたび、ベルマーレフットサルチームの久光重貴選手から、病院で医療用マスクの不足が深刻との状況をお聞きし、以前からフットサルリボンで共に活動していた株式会社アントレックスの協力を得て、選手会として5000枚を寄付させていただくことになりました」と経緯を説明した。

さらに新型コロナウイルス感染者の治療にあたる最前線の医療従事者に向けて「まだまだ日本は大変な状況ですが、自分の命の危険を顧みず新型コロナウイルス感染症を撲滅するために戦ってくださっている医療従事者の皆さんには本当に感謝と尊敬の念しかありません。本当にありがとうございます」と感謝のメッセージを送った。

現在、政府による緊急事態宣言の延長でチーム活動休止期間も続いているが「これを機により一層自己管理を徹底し、この状況を乗り越えたのち、皆さんに勇気を届けられるようなプレーをお見せできるよう、選手一同、努力していきたいと思います」とコメントしていた。