Jリーガーが、ピッチならぬ畑で農作物栽培をアシストしている。J3福島ユナイテッドFC「農業部」は15日、喜多方市内でアスパラガス収穫作業を行い、松田岳夫監督(58)MF田村亮介(25)FW樋口寛規(28)らが参加した。これまで福島県産品PRの一環として米、桃、りんご、ぶどう、ル・レクチェを栽培していたが、今年からアスパラにも挑戦。大きく育った緑の特産物をこの日に収穫し、クラブHPで予約販売している。

畑の前にしゃがみ込んでの作業ゆえ「腰がキツイ」と顔をしかめる田村だったが、すぐさま「収穫は楽しかった」と充実の笑みに変わった。長さをそろえる機械に入れて、重さを量り、梱包(こんぽう)や箱詰めも行った。新鮮なものしか生では食べられないため、人生初の生アスパラを畑でパクリ。「めちゃめちゃ甘くて、めちゃめちゃおいしいです。うまく調理して食べてください」とサポーターへのPRも忘れなかった。【山田愛斗】