鹿島アントラーズは18日、関東のJクラブで初めて練習を再開した。4月3日以来、1カ月半ぶりのトレーニングは、最大8人のグループを4つ作り、午前に2組、午後に2組と、グループごとに時間差で実施した。1組あたり約1時間半、ボールも使ったメニューを消化。飲料ボトルは共用しない、1メートル以内の近距離で会話をしない、マッサージは必要最低限とするほか、クラブハウス滞在時間も練習を含めて2時間半と制限を設け、再開の日を迎えた。

主将のMF三竿は「少人数でのトレーニングだが、チームメートとクラブハウスで一緒にサッカーができて、とても楽しかった。みんなでコミュニケーションを取りながら、ボールを使った練習で、すごくいい雰囲気の中でトレーニングができた」とクラブを通してコメントを発表した。

茨城県内では5月5日を最後に新型コロナウイルスの新規感染者は出ておらず、緊急事態宣言も解除されている。報道陣の取材やファンの練習見学は引き続き禁止されているが、鹿島は大きな1歩を踏み出した。