J1ベガルタ仙台は22日に非公開練習を行い、練習後にFW山田寛人(20)と仙台市出身のDF吉野恭平(25)がオンライン会議システム「Zoom」を通じて、報道陣に取材対応した。新型コロナウイルス感染拡大で4月3日から一時活動を休止したが、18日から活動を再開した。

2月初旬にC大阪から期限付き移籍で加入した山田。2月26日のルヴァン杯C大阪戦での本拠地ユアスタデビューを目指していたが、延期となった。「あの試合に向けてすごく準備していたので、再開した時にまたセレッソと対戦する機会があれば、全力で戦いたい」。リーグ再開後は「まだ仙台サポーターの皆さんがプレーを見る機会があまりない。FWなので、点を取って皆さんと盛り上がれるように勝利に貢献したい」と力を込めた。

休止期間は食事面や人がいない時間での練習を心がけていた吉野は、現在の状態を「キャンプで追い込んだので、意外とやれている印象。もっと高めていきたい」。1年目ながら「選手プロデュース弁当」を販売開始し、「プロデュース弁当は小さい頃から人気だった。自分も近所でお世話になった人や家族を含めて注文して食べました」と笑顔を見せた。サポーターに向けて「早くサッカーを見たいと待ち遠しい気持ちだと思いますが、来る日に向け、気持ちの準備を整えてユアスタで応援できる日を楽しみにしてください」と話した。【相沢孔志】