北海道コンサドーレ札幌が25日、グループ練習を開始した。札幌・宮の沢の練習場で4グループに分かれてトレーニングを行った。練習後、オンライン取材に対応したMF宮沢裕樹(30)は「みんなと一緒にトレーニングできてうれしかった。またここからしっかり作り上げていきたい」と、仲間と汗を流す時間を楽しんだ。

チームとしての活動は、最後の全体練習が行われた4月13日以来42日ぶり。5月11日からはグラウンドやクラブハウスが段階的に開放され、各選手自主トレを行っていた。その期間はランニング時のマスクの着用や、近距離でのパス交換禁止など、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底。そのため制限された内容だったが、この日は各組コーチ陣による指導もあり、久しぶりのパス回しやボールコントロール練習など、サッカーらしい動きに宮沢も「気持ち的にも上向いていく」と喜んだ。

北海道の緊急事態宣言は解除された。少しずつ日常復帰を目指すが「まだまだ簡単な状況じゃないので、1歩ずつ進んでいけたら」と気を緩めない。クラブは今週はグループ練習を行い、6月1日以降に全体練習の再開を目指していく。【保坂果那】